庭の生命力
一人暮らしを始めて、
駅前の花屋で売っていたそんなに大きくないパキラを最初に買い、冬に花が欲しいと手乗りサイズのシャコバサボテンを買ったのがきっかけで、鉢植えを育てるようになりました。
小さな狭い部屋だったので、買うのはいつも小さいやつ。同じく手乗りサイズのアロエやミニバラとか、100均で買った1本のサンスベリアとか。カーネーションとか桔梗とか、季節の花もいろいろ買い集めては枯らし、、を繰り返しました。飾るというよりは寂しさを紛らわす(ペットは不可だったし)ためだったのかなと、今では思います。
いろんな種類を買ったけど、いつの間にか気が付いたら買ってもそんなに枯らすこともなくなって増える一方。もともと手乗りサイズだった鉢も気が付いたら特大サイズに育つ&鉢倍増で家の中だけでは収まらずベランダに出してわずかな通り道を確保することに集中していました。
最近移った家は、広めの庭があるので部屋置きしていた鉢植えも外に出すことができ、部屋にゆとりができました。いろんな余裕ができて初めて、家の中も外もインテリアとして植物を飾ろうと思うにようやく至りました。
ところが大きな綺麗な鉢は値段がそれなりにすることも今更ながら判明し、そもそも全部を鉢のまま家に入れるわけにもいかないので、外で頑張れるやつは庭に移植して、大きな株は少し分けて、鉢とか雰囲気とかを統一させたいな、と思って待っていた9月。本を見ていると9月10月は暑さもひと段落して株分けとか植え付けとか手入れ時のはず。
まずは大きく乱れたゼラニウムの鉢の剪定と地植え。このゼラニウムは蚊が嫌う匂いがするということで去年茎を切って花瓶にさしておいたら根っこが生えてきて、そのまま別の鉢に植えたら元の鉢より大きく育ってしまってグダグダになっておりました。
では、と鉢を動かすと…鉢のそばに黒い幼虫が。画像は自主規制しますが、google先生によるとどうやらガの幼虫らしい。水やり用のホースで水圧マックスにして庭から退場いただきました。
気を取り直して、虫も多い庭だし1鉢は形を整えて移動式蚊よけ、もう1鉢は地植えにしよう、と思いながらザクザク切って、、って5分もしないうちに足がざわざわする…
蚊が片足に5匹ぐらいずつ群がっておりました。
こんなに(蚊が嫌いなはずの)匂いがするのに蚊は逃げない。
このままではやられる(もうやられているけれども)、と慌てて鉢をそのままにして家に退散。
いままでの室内&ベランダ栽培ではこんな虫に出会うことはなかったので、今更ながら庭というか土は生命(虫)を育てるんだなぁと変な感動をしました。
たった1カ月鉢を庭においただけで虫は湧いてくるのですね。
夏の間、基本のガーデニングとか、植物の飾り方とかいろいろ本を見て妄想していましたが、それどころではない。図書館で虫によく効く薬というサブタイトルの本を借りて勉強し、リベンジ予定です。
いくらなんでもかゆい。かゆすぎる。一方的すぎる。
最低限、共生できる程度にまで戦わせていただきます。
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